68日目 ベトナム🇻🇳 チャウドック滞在④ 0km 2023/10/16
ベトナムの小学校を訪問①
※学校について書いたため、記事が長くなっています。
※電波が悪かったため、時差投稿です。
8時に起床。
寝坊です。
先週の金曜日に、「月曜日に学校にこれば校長に会えるよ。」と言われていたので、今日は小学校へ行きます。
時間等の約束はしていませんでしたが、できるだけ早い方がいい気がしたので、ささっと準備をして学校へ。
今日のために土日もチャウドックに滞在し、いまだにベトナムに留まっているので、今日こそ校長に会えることを祈りながら向かいます。
金曜日に話した先生の部屋へ行くと、「きたきた!」って感じで笑顔で迎えてくれました。
Google翻訳の力を借りて、「校長先生と話したいです。」と伝えると校長室に連れて行ってくれました。
ひとまず、「校長先生に会う。」という第一関門突破です。
校長室に入ると、割と若めなボスがいました。
「なんだこいつは?」的な雰囲気 + 英語が話せない + 忙しそう って感じで少し雲行きが怪しいです。
ボスの仕事がひと段落するタイミングを見計らい、Google翻訳で自己紹介をします。
さらに、学校を見せてほしいことを伝えると、「英語が話せる先生を呼ぶから少し待て。」とのこと。
「日本で先生をしていました。」という自己紹介が良かったようです。
しばらく待つと休み時間になり、英語が話せる先生が登場。
救世主です。
彼女に思いを伝え、色々と通訳してくれた結果、学校を見せてもらえることになりました!
ついに、ベトナムの学校を見ることができます!
土日待った甲斐がありました。
彼女の案内で校内を散策。
まずは図書室。
絵本ルームって感じでした。
失礼な話ですが、今いるチャウドックは決して大きな街ではなく、国境にある中規模の街なので、設備はあまりしっかりしていないと思っていたのですが、思っていた以上にしっかりしています。
漫画があったり、歴史の本があったりもします。
「そこに立って!」と言われて記念撮影笑
図書館の後は職員室。
日本のように放課後にがっつり残業があったりするわけではないようで、一人一人の机があったりはしません。
空き時間にまったりするスペースって感じですね。
いい職員室です。
職員室の隣には、教師用の図書館があったりもしました。
職員室の次は運動場。
運動場というよりかは休憩スペースって感じですね。
凸凹のコンクリートスペースしかないので、できる活動は限られてきそうです。
体操服があったり、準備運動をしていたり、整列していたりとエチオピアの学校よりは全然しっかりしています。
運動場の後は、校舎内を見学。
ベトナムの小学校は1年生から5年生までらしいです。
この小学校には35クラスあり、児童数は1000人越えとのこと。
なかなかのマンモス校です。
案内してくれている先生が適当に教室に案内してくれて、授業を見学しました。
普段通りの様子が見たかったのですが、教室に入ると挨拶から始まり、質問大会が行われ、写真撮影会で終わる感じで、授業の邪魔をしてしまい申し訳なかったです。
とりあえず、流れに身を任せながら先生について校内をまわりました。
1年生から5年生の順に見学したのですが、子供たちの英語力にはかなり驚かされました。
日本の同学年の子供と比べると、ベトナムの子供たちの方が話せるように感じます。
「はじめまして。」や「名前はなんですか。」という超初歩的な英語だけではなく、「調子はどうですか。」、「どこから来たのですか。」、「ベトナムはどうですか。」、「仕事はなんですか。」と言ったような質問を、2年生の子供たちでもできることにはかなり驚きました。
4年生や5年生にもなると、「一番好きな料理はなんですか。」や「〇〇は日本語で何と言いますか。」と言った質問もでき、さらには「〇〇はベトナム語で何と言いますか。」という私の質問にも答えてくれます。
校長先生をはじめ、多くの教師が英語が話せないという状況にも関わらず、子供たちが積極的に英語で話しかけてきてくれるという状況にはかなり驚き、ベトナムの成長速度の速さの理由が少し分かった気がしました。
さらに、この状況が首都や大きな街の状況ではなく、国境付近の中規模の街の状況であるということにも驚きます。
「やっぱり実際に見てみないと分からんことってたくさんあるなー。」って思いながら、圧倒されていると太鼓が鳴りました。
終業の合図のようです。
先生曰く、地域によって異なるとのことですが、チャウドックの学校では昼食には家へ帰り、午後にまた学校にくるようです。
まだ10時ですが、子供たちは帰宅します。
当然、先生たちも帰宅します。
仕事と生活をしっかり切り離す働き方は、日本人が学ぶべきところだなと思いました。
「午後は13時からだけど来ますか。」と聞かれたのですが、先生たちに気を使わせてしまうのでやめておきました。
ただせっかくなら子供たちと体育くらいやってみたかったので、「明日の午前中にもう一度来て、体育を一緒にできますか。」と聞いてみると、「オッケー。」とのことだったので、校長先生にもお礼を言って帰宅することに。
学校を出る時に、「今日の夕飯を一緒に食べて、その後に家で子供たちに英語を教えてあげてくれませんか。」というので、もちろんオッケー。
18時ごろに宿の前で待ち合わせました。
朝飯を食べ損ねていたので、10時過ぎの遅めの朝食。
毎日お世話になっているバインミー屋さん。
昨日の朝、「日本人ですか。」と聞かれたので「そうだよ。」と答えていたのですが、「こんにちは。」、「ありがとう。」と挨拶してくれました。
どうやら日本人と知って、挨拶を調べてくれていたようです。
いいやつです。
そんでもってバインミーうまいです。
宿に戻って休憩。
学校に行くのは気持ち的に疲れるようで、自転車に乗っている日よりも疲労感があります笑
14時ごろにいつものカフェへ。
実際に学校でできるかは分かりませんが、日本紹介のプレゼンを作成。
「そんなことしても意味あるの。」と思うかもしれませんが、お世話になったので少しでも子供たちに何かを伝えたいなと思っています。
なので自己満です。
17時過ぎまで作業して、宿に戻りました。
18時直前まで先生から連絡が来ないので、「これはもしや。」と思ってしまいましたが、ちゃんと18時ちょい過ぎに宿に来てくれました。
エチオピアと一緒にしてはいけないのですが、どうしても約束について信用しきれないところがあります。
よくないです。
学校の近くの飯屋で夕飯をささっと食べて、お家へ移動。
どうやら、家で塾的なことをしているようです。
家に着くと、5人の塾生がいました。
中学1年生(日本的には6年生)のようです。
みんなかなり英語が話せます。
自己紹介をした後には、恒例の質問タイム。
「ベトナムはどうですか。」とか、「家族は何人ですか。」というのがベトナム人の恒例の質問のようです。
「日本で好きな食べ物は何ですか。」とか、「日本の学校はどんな感じですか。」とか日本の話もしながら盛り上がりました。
ありきたりですが、「将来の夢は何ですか。」と聞いてみると、「ミュージシャン。」「医者」「教師」「警察官」とそれぞれの夢を語ってくれました。
「どうしてなりたいの。」と聞いても、理由をちゃんと英語で話してくれるあたりがすごかったです。
1時間ほど話して終了。
独特の発音で聞き取りが難しいこともありましたが、普通にかなり楽しい時間でした。
ありがとう!
子供たちが帰ってから、「どうして塾をやってるの。」って聞いてみると、「小学校の教師は給料がとても安いから、ほとんどの先生がやっているよ。」とのこと。
「日本では教師は副業ができないんだよね。」って伝えると、「そうなの!それで生活していけるのか!」と驚いていました。
働き方はもちろん違いますが、給料やシステムも全然違うようです。
「とても勉強になリました。ありがとう!」と伝えて宿に戻りました。
本当に刺激的な1日でした。
少しモヤモヤとしながらも、土日に停滞して良かったです。
明日は体育に混ぜてもらえるとのこと。
「言葉が通じないけど、どんなことしようかなー。」と協力隊みたいなことを考えながら就寝。
68日目 チャウドック滞在④ 0km
宿代 1200円
飲食代 120000ドン(600円)