6日目 日本🇯🇵 広島(三原市)〜広島(広島市) 73km 2023/07/07
先輩チャリダーからの激励
久しぶりの野宿はあまり寝れませんでした。
久しぶりで緊張していたのはもちろんですが、24時頃に若者たちが「あれやばくない?」とかって言っているのを聞いて、通報されないかビクついていたらあまり寝れませんでした。
まあ普通に見たらやばい人に見えるかもしれないので否定はできないのですが笑
これだけの荷物があると、やはりテントを張ったほうが安心して寝れる気がするので、次の野宿からどうしようか考え中です。
パッキングを終えて6時半には出発しました。
涼しい時間はやはり漕ぎやすいです。
今日も昨日と同様に歩行者用ルートで行くことに。
これが失敗でした。
出発して1時間ほど経つと、やばい峠が現れました。
最初は緩く長い坂でしたが、進むにつれて斜度が上がっていき、最終的には押しても全然進まないくらいの斜度になりました。
標識がなかったのでいくつかはわからないですが、確実にこの前の岡山県境よりヤバかったので、9%は余裕で超えていたと思います。
しかも、長い。
押せども押せども終わらず、60kgを1時間くらい押し続けてました。
何とか登りきり、「ここから登ったぶんを下るぞ!」と思っていたら、まさかの高速を横にある一般道を走行することに。
高速横の道は大体アップダウンが激しいのです。
案の定、地獄のアップダウンでした。
「もう歩行者用ルートは使わない。」と決意しました。
大成功することもあれば、大失敗することもあるので、本当にルート選びは難しいです。
マップの歩行者用ルートを無視し、高速横の道を抜けて大通りをしばらく進むと東広島市に到着。
まだ10時頃でしたが、6時半から走っていることもあり少し休憩。
昨日食べなかったたこ焼きを食べながら30分ほど休憩しました。
休憩しているとおじいさんが来て、「タイヤを積んどるってことは結構長い旅か?」と聞いてきました。
「タイヤに目が行くとは、なかなか詳しいじいちゃんやなー。」とおもって話を聞いていると、日本のあちこちを自転車で走っていたそうで、しかも65歳よりあとになって旅しているという。
17歳の頃に四国を一周した達成感が忘れられず、退職後に日本中を走り始めたそう。
「北海道では知床峠の熊が怖くて、その手前の峠を通ったなー。」
「それ斜里峠ですよね?自分知床峠は怖くてそっちにしました!」
「そうそう!あの峠はきつかったなー。」
こんな感じで旅の話を共有できることは、旅人としてはたまらなく楽しいです。
おじいさんは本州一周を目指して、下関から青森まで北上したのですが、その旅がつらくて南下は挫折してやめてしまったと言っていました。
ただ、それはつらいだけの思い出ではなく、挑戦して行けるとこまで行ったことが、かけがえのない財産だとも言ってみえました。
そして、「苦労は買ってでもしなさい。何にどんな苦労をしてきたかで乗り越えられるものが変わる。」と。
かっこよすぎます。
「挑戦することが素晴らしい。できる限りの苦労をして、成長して帰ってきなさい。」
先輩チャリダーから、そんなふうに激励をしてもらいました。
元気もらいました!
今日の目的地の広島までは、残り30kmほど。
下りメインで快速で進んでいきます。
雨が降り出しましたが、本降りになる前に13時半過ぎには広島駅前に到着。
コンビニで昼飯です。
予約したゲストハウスは16時チェックインだったのでウトウトしながらベンチで休憩。
寝不足もあり疲れが出たのか、普通にベンチで寝るところでした。
時間になったので移動し、宿にチェックイン。
雨で少し冷えたので、シャワーを浴びてから30分ほど仮眠。
夕飯は協力隊時代の同期に広島焼きを食べさせてもらいました。
めちゃくちゃ美味かったです!
うどんを入れるパターンは初めてでした。
6年ぶりの再会だったことに驚きでしたが、色々話せてとても楽しかったです。
毎度思いますが、多くの人に応援していただけることに本当に感謝です。
必ず生きて帰ってくるので、次に再会したときには、私がご馳走することを約束して別れました。
7日に1日くらいは身体を休めてあげた方がいいとのことなので、明日は休息日として広島市内でゆっくり過ごそうと思います。
観光をしようか、銭湯へ行こうか、メンテナンスをしようか、うまいものを食べに行こうか、買い物に行こうか、がっつり寝ようか、やりたいことは定まりませんが、1日ゆっくり休んで英気を養います。
6日目 広島(三原市)〜広島(広島市) 73km/544km
飲食代 500円
宿代 2000円
この日の動画はこちら。