2022/8/17 🇯🇵紀伊半島 最終日 彦根市〜岐阜市

新しい旅のスタイル

今回の旅では最後の野宿を無事に終えた朝。

ランディーの様子はどうかというと、すでにパッキングを始めている。

 

お気づきの方もいるだろうが、「始めている。」のである。

「終えている。」ではない。

 

計3回の野宿の中では、比較的よく休むことができたらしい。

アテンドする側の私としても嬉しい限りである。

 

「人間の順応性を舐めてはいけないな。」などと思いながら、ささっとパッキングを済ませ、最終日をスタート。

 

 

今日は昼過ぎから雨の予報なので、降り出す前には帰宅していたい。

 

 

彦根からは何度も走った道であり、特に見どころもないので岐阜市までは、ほぼノンストップで走る。

 

 

雨は降ってきてしまったが、最終目的地であった岐阜駅へ到着。

信長様と一緒に。

 

ちょうど昼時で腹が減ったので、駅近くのラーメン屋へ。

麺や六三六の煮干しラーメン。

安定のおいしさでした。

 

 

和歌山まで駆けつけ、慣れない野宿にも付き合ってくれた優しい男ランディーにお礼を言い、ここでお別れ。

 

別れ際に、次は世界のどこかまで呼びつけることを宣言しておいたので、きっとまたどこかのタイミングでランディーが登場してくれるはずです。

 

 

 

帰宅し今回の旅について振り返ることに。

ポイントでしか測れていないので、正確なコースではないが大体こんな感じ。

 

目標1の紀伊半島大体一周と、目標2の本州最南端到達は達成できたかなと。

今回行かなかった伊勢志摩らへんには、またチャレンジしよう。

 

 

総走行距離は715km。

1日目

岐阜市〜津市

100km

2日目

津市〜尾鷲市

100km

3日目

尾鷲市串本町

95km

4日目

串本町〜田辺

70km

5日目

田辺〜和歌山市

100km

6日目

和歌山市京都市

110km

7日目

京都市彦根市

80km

8日目

彦根市岐阜市

60km

行程としてはこんな感じ。

 

 

正直、日数の割に距離が短い。

大学生の頃なら、4日か5日で走っていた距離である。

 

体力や筋力の衰えもあるが、学生の頃とは旅のスタイルが少し変わった気がする。

 

四国や九州を走った時は、とにかく前に進むために、朝6時に起きて7時前には漕ぎ出し、昼飯はコンビニのおにぎりで済ませ、17時頃までとにかく漕ぐような旅をしていた。

それはそれでとても楽しかったし、達成感もあった。

 

だけど今振り返ると、もう少しその土地のうまいものを食べたりしながら走っても良かったなと思う部分もある。

 

 

その点、今回の旅ではうまいものを多く食べた。

毎日の走行距離は大したことないのだが、その分うまいものを食べたり、温泉に入ったり、泳いだりと充実していた。

 

「考え方が少し大人になったのだろうか。それとも、ただ漕げなくなっただけなのだろうか。」と自問していると、なんとなくこれからの世界自転車旅の走り方のイメージができてきた。

 

 

「じっくりと世界の様子を見ることができるような走り方で旅をしてこよう。」

 

 

もちろん、各国の滞在日数との戦いではあるのだが、できる限りその土地ならではのうまいものを食べて、いろいろな景色を見て、たくさんの人と関わって、時には停滞もしながら、世界を思う存分見てこようと思った。

 

 

「きっとこれからの自分の旅のスタイルは今までと少し違ってくる気がする。」

「だけど、これまでのように決して楽ではないからこそ楽しいと思えるような旅をしたい。」

 

 

そんなことに気づくことができた、とても有意義な紀伊半島の旅だった。

 

 

 

最終日 彦根市岐阜市 60km

総走行距離 岐阜市岐阜市紀伊半島一周) 715km

 

紀伊半島1日目の記事はこちらから

 

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紀伊半島の旅を記事にした予行演習は以上となります。お付き合いいただきありがとうございました。

 

これから書いていく世界自転車旅の記事でも、今回のように日々の様子を書き綴っていけたらなと思っております。

電波の状況にもよるので、日刊で記事を出せるかは分かりませんが、できる限り書いていきたいと思っています。

 

私の世界自転車旅に興味のある方には、ぜひこれからも読んでいただけると幸いです。

 

 

 

 

 

 

 

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