わたしがブログを書く理由
はてなブログのお題に「わたしがブログを書く理由」というものがあったので、自分の考えを整理するためにも書いてみることにしました。
私がこのけった旅のブログを始めた時には、「自転車旅の魅力を伝えるため。」に書いていました。
少し話は逸れますが、私が「世界を自転車で旅したい!」という夢を抱いたのは、石田ゆうすけさんの「行かずに死ねるか!」という書籍に出会ったことがきっかけです。
大学3年生のとき、自転車乗りの友人が「面白いから読んでみ!」って紹介してくれました。
北海道や四国など、日本国内を自転車で走りまわっていた私にとって、「世界を自転車で旅するなんてことができるのか!」という、読んだ後のワクワクと衝撃は相当なものでした。
何度も何度も読み返しているうちに、「いつか絶対に世界中を自転車で走りまわってやる!」と決意し、自分にとっての夢になっていました。
そして、「行かずに死ねるか!」と出会って9年。
大学卒業後に青年海外協力隊や学校講師を経験し、念願の世界自転車旅をようやくスタートさせることができました。
旅をスタートさせるにあたって、生意気ではありますが、石田ゆうすけさんの「行かずに死ねるか!」のように、「誰かに自転車旅のワクワクを届けられるようなブログにしたい。」という思いがあり、ブログを書き始めました。
しかし、いざ自転車で走り始めてみると、情けないことに誰かに魅力を伝えられるほどの余力がなかったというのが現状です。
50日ほどかけて日本→韓国→ベトナムと走ってきましたが、私のブログが自転車旅のワクワクを伝えられているかどうかは正直定かではありません。
ためしに自分のブログを読み返してみても、自転車旅のワクワクを届けるというよりは、日々の記録がメインでした。
何時に起きたか。
何を食べたか。
どこまで走ったか。
楽しさも喜びも。
しんどさも厳しさも。
良いことも悪いことも。
私が自転車旅の中で経験したリアルや感じてきたリアルが、ひたすら記録されていました。
開き直ったわけではありませんが、今の私がブログを書く理由は、「世界自転車旅の記録を残すため。」でいいかなと納得してしまいました。
世界中を自転車で走る旅は、きっと私の人生の中で一度きりの挑戦です。
一度きりの挑戦なのだから、これからも日々のリアルを、嘘偽りなく記録し続けていこうと思います。
きっと、それが自分にとってのかけがえのない財産になり、いつか誰かに魅力やワクワクを伝えていけるものになるのではないかなと思っています。