2022/8/13 🇯🇵紀伊半島 4日目 串本町〜田辺
本州最南端に到達!
4日目の朝、目が覚めると友人はすでに自転車のパッキングを終了していた。
そんな友人を横目に、「オーシャンビューやな。最高の野営地や。」とか思っていると、友人が開口一番に「今日は宿をとろう。」と宣言をした。
明らかに疲れている。
人生初の野宿ではあまり寝られなかったようだ。
そんなことも知らずに私は7時ごろまで起きることなく爆睡してしまっていた。
「アテンドする側なのにやってしまった、、、」と思いながら宿を探してみることに。
しかし、今日はお盆が始まったばかり。
「すぐに見つかるだろうか。」とネットで検索してみると、田辺に空いているホテルを発見。
ということで、今日の目的地は田辺に決まったのでささっとパッキングし4日目スタート。
今日のメインは、今回の旅の目標の1つである本州最南端の潮岬への到達である。
1つの目標にしている潮岬を目指して走ること30分ほど。
本州最南端に到達!
学生の頃に、日本最北端の宗谷岬、沖縄最北端の辺戸岬、九州最南端の佐多岬に行ったのでこれで4つ目の端っこになる。
集めたところで景品がもらえるわけではないのだが、私は端っこという記録を集めたくなってしまう。
それ以上先には道がなく、進めるところまで進んできたという達成感や高揚感が端っこにはあるのだと思う。
わかりづらいかもしれないが、個人的にはRPGのワールドマップの端っこまで探索し尽くした時のような感覚に似ている。
自転車旅人には同じように端っこが好きな人が多いのではないかと勝手に思っているのだが、読者の皆様はどうだろうか。
寝不足もあり消耗していた友人も、端っこにテンションが上がったようで、少し元気を取り戻してくれたようでよかった。
広がる海をしばらくの間ぼーっと見つめた後、潮岬に別れを告げて再スタート。
今日は全行程が70kmほどなので、ゆっくりまったりと適度に休憩を挟みながら漕いでいく。
それでも向かい風と暑さ、さらには連続するアップダウンに体力をどんどんもっていかれて疲れたので休憩。
この時に立ち寄った「道の駅 すさみ」で飲んだ生搾りのオレンジジュースは、最高に美味しかったので、もし紀伊半島を周る人がいたらぜひ飲んでほしい。
間違いなく今までの人生で一番美味しいオレンジジュースだった。
冷えた部屋で10分ほど仮眠をとる。
体力も少しは回復したので、再び走り出す。
ちょうどお昼時に道の駅を発見したので立ち寄ってみる。
「道の駅 志原海岸」でいただいたのは、のウツボの天ぷら定食。
どんなもんかとワクワクしながら食べてみると、、、めっちゃうまい!
あのウツボの顔からは全く想像ができないほどフワッフワで、衣はサックサクでとにかくうまかった。
「今日はうまいものをたくさん食べてるな。」と満足しながら、午後のスタート。
私がどうしても南紀白浜にある「とれとれ市場」へ行きたかったので、少し遠回りにはなるが、友人には頑張ってついてきてもらい到着。
かなり混んでいたこともあり、ささっと土産物を買い、実家に送って退散。
休憩しながら騙し騙し漕いでいた友人も少しきつそうだったので、目的地の田辺についてからは街を探索をする前にホテルへ。
チェックインした後、友人と別れて1人で海へ行ってみることに。
せっかく海なし県の岐阜から出てきているのに、まだ海に入っていなかったので泳げそうなところを見つけて海水浴。
15分ほどすると雨が降り出しそうというか、雷が鳴りそうな雲行きになってきたので、渋々退散することに。
浜で体を乾かしていると、案の定雨が降り出してきたのでホテルへ戻る。
戻る頃には友人も少し回復しており、海から帰ってくる時に見つけたスーパーへと夕飯を買いに行くことに。
「和歌山はマグロがうまいよ。」と聞いていたので、見つけた瞬間飛びついたのがこちら。
半額なので調子乗って2つも購入笑
半額で売ってくれるなんて、夕方のスーパーほど経済的で魅力的なものはないなと。
ホテルに戻り、実食。
「スーパーでこんなにうまいマグロの寿司が買えるなんて和歌山は最高や、、、」
うまいものを食べることって大事なことだなと改めて実感する1日だった。
友人もうまいもの食べて元気が出たようで、「自転車で旅して、行きたいところに行って、うまいもん食べて、最高やな。」と語り合い就寝。
4日目 串本町〜田辺 70km
紀伊半島5日目の記事はこちらから。