2022/8/12 🇯🇵紀伊半島 3日目 尾鷲市〜串本町

友人と合流

今日の天気は雨。走れないほどではないけれど、朝から雨だとなんとなくテンションが上がらない。

さらに、夜中に謎の腹痛に襲われトイレと友達の時間が長かったため若干の寝不足気味。

 

自転車旅に出る時は毎回そうだが、大体3分の1くらいの時間は「なんでこんなことしているんだろうか。」とか「初めてしまったから漕ぐしかないか。」など、若干の後悔をしながら走っている気がする。

 

天気が悪かったり、体調が万全でない時は余計にそんなことを考えてしまう。

今日がちょうどその日だ。

スタートして30分ほどでそこそこの峠がスタート。八鬼山というらしい。

沿岸沿いのきついアップダウンを繰り返す。

前の記事でも書いたが、私は平坦よりもアップダウンがある方がテンションが上がる。

 

登った分下れるというのも理由の1つだが、「なにくそ。」と思いながら漕ぐ方が楽しくなってくるというのが理由としては大きい。

 

「せっかくきつい自転車旅をしているのだから、楽に漕いでいても仕方ない。」

 

そんな風に思って漕いでいるという話を知人にすると、「残念な生き物やな。」と言われたことがあるが、そういう自転車乗りは結構多い気もする。勝手な想像だけど。

 

 

 

沿岸沿いの山道は景色がいい。

四国を走っているときにも同じことを感じたが、これはあえてアップダウンの多くて狭い山道を選んだ人の特権だなと思う。

そんなこんなでヒーヒー言いながら漕いでいると天気が回復してきた。

 

朝起きた時には「テンションが上らないなー。」などと考えていたのに、坂道効果と天気の回復と景色の良さで「自転車旅は楽しいなー。」とニヤニヤしながら漕いでいるから不思議なものである。

 

テンションが上がり、空腹や疲れをあまり感じなくなりニヤニヤしながらペダルを回す現象を、”チャリダーズハイ”と呼んでいる。

 

やはり私は残念な生き物なのだろうか(笑)

チャリダーズハイの勢いのまま和歌山県へ突入。人生初の和歌山県である。

 

たくさんの知り合いに「和歌山は自転車で行くにはいいとこだよ。」と言われてきたので、和歌山への期待値は結構高い。

「まずは寿司だろ。」ということで、適当なスーパーで昼飯をゲット。

普通にうまい。岐阜よりはうまい。そんな感じ。

 

 

 

今日は大学時代からの友人と那智勝浦の駅で合流することになっている。

旅に出る半月ほど前、彼に「紀伊半島を走りに行くけど来る?」と軽いノリで聞いたのだが、仕事の都合をつけて参戦してくれるというのだ。

 

彼は11日まで仕事をしていたため、荷物は郵便局に送っておき、輪行で駆けつけてくれた。

 

那智勝浦の駅で昼過ぎに友人と合流し、そこから串本町まで走った。

私は基本的に一人旅が好きなのだが、友人と一緒にあーだこーだ言いながら走るのも楽しい。

3日に1回くらいは風呂に入りたいなーということで銭湯へ。

食事や買い物のような短い時間ならば荷物は積んだままにするのだが、風呂に入る時はなんとなく荷物を持っていくようにしている。

 

 

風呂に入っていない3日間で溜まった汚れを落とし、さっぱりして夕飯の買い出しへ。

そんなに興味をそそられるものがなかったので、とりあえず安売りしていたものを買いエネルギー補給とすることに。

 

雨が降る前にささっと食べて本日の野営地探しを開始。

町から少し離れた海岸沿いに良さげな東屋を見つけたので、そこにマットを敷いて設営完了。

 

友人は今日が人生初の野宿。

 

若干雨が降り込んでくるし、車通りが多くて意外とうるさいので、寝られるか心配ではあったが、風呂後の疲れが勝り速攻で就寝。

 

 

3日目 尾鷲市串本町 95km

 

 

紀伊半島4日目の記事はこちらから。


 

 

 

 

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